「酵素の王様」青パパイヤ
青パパイヤ
シャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいが特徴の料理用のパパイヤ。ゴーヤと並ぶくらいの栄養価があり、“健康野菜”として注目を浴びています。
※本商品はフィリピン産です。
青パパイヤとは?
青パパイヤは、主にサラダ、漬け物、炒め物、スムージーなど料理に使用され、果肉はしっかりしており、シャキシャキとした程よい食感が楽しめます。 また、タンパク質分解酵素「パパイン」の含有量が野菜と果物の中で最も多く、「酵素の王様」と称されています。 酵素には消化・代謝をアップして免疫力を高める働きが期待でき、昔は「メディカルフルーツ」と呼ばれ、薬としても活用されていました。 さらに体液と同じ中性の酵素で、角質汚れを落とす効果があるとされ、化粧品に利用されています。
パパイン酵素
パパイヤは、南国のフルーツとして親しまれ、特に「パパイン酵素」を豊富に含んでいることで知られています。 このパパイン酵素は、パパイヤ特有のタンパク質分解酵素であり、消化の促進から健康維持まで多岐にわたる効果が期待されています。 特に料理用の健康野菜として知られる「グリーンパパイヤ」は、成熟する過程で減少するパパインやその他のプロテアーゼが多く含まれています。
パパイン酵素について
1. 消化促進効果と腸内環境の改善
パパイン酵素はタンパク質分解酵素として、食べたたんぱく質を小さなペプチドやアミノ酸に分解し、消化吸収を促進します。
また、パパイン酵素は、腸内の有益な細菌を増やし、腸内環境を整える可能性があることが明らかになりました。
パパイヤは、消化を助け、胃腸の健康維持に役立ちそうです。
2. 肥満予防と抗炎症作用
高脂肪食で肥満が誘発されたマウスを使った実験では、パパイン酵素が肝臓や脂肪組織の脂肪蓄積を減らし、さらに炎症を抑える経路を活性化させたとされています。
そのため、パパイン酵素が体内の脂肪蓄積や炎症を抑え、肥満のリスクを軽減することで、生活習慣病予防の可能性が期待されています。
3. 肉を柔らかくする料理効果
パパイン酵素は健康効果だけでなく、料理効果にも期待ができます。
パパイン酵素は、調理中にコラーゲンや筋繊維タンパク質の分解を促進することで、肉の柔らかさを向上させる効果があります。
肉料理を美味しく仕上げたいときや硬い肉の食感を改善したいときには、パパイン酵素を多く含むグリーンパパイヤと一緒に調理するとよいでしょう。
4. 新たに注目される「レッドパパイヤ」
レッドパパイヤには、一般的なパパイヤ(イエローパパイヤ)の約4.7倍ものパパイン酵素が含まれ、グリーンパパイヤと同レベルの酵素の活性の強さ、つまり、タンパク質を分解する力があることが分かりました。
また、レッドパパイヤには抗酸化作用が強いリコピンが多く含まれています。
レッドパパイヤはグリーンパパイヤと同様に健康効果が得られ、日常的に摂りやすいデザート感覚でパパイン酵素や豊富な栄養素を取り入れることができます。
※外部分析機関調べ
①一般的なパパイヤ(イエローパパイヤ):パパイン力価(平均30mg)
②レッドパパイヤ:パパイン力価(平均140mg)
・パパイヤは生鮮食品のため個体差があり、相違がある場合がございます。
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パパイン力価(外部分析機関調べ)
豊富なビタミン・ミネラルと抗酸化作用
パパイヤには、パパイン酵素以外にも、ビタミンA、C、E、B群、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。 さらに、抗酸化成分のポリフェノールやフラボノイドも多く含まれるため、ビタミンCやカロテノイドなどの抗酸化作用のあるビタミンとともに、酸化ストレスを軽減し、老化や病気の予防に役立ちます。 続きを読む▼
食物繊維と生活習慣病予防
パパイヤには、食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、食後の糖の吸収を緩やかにして血糖値の急激な上昇を防ぐ働きがあります。 また、脂肪の吸収を抑えたり、コレステロールの排泄を促したりすることでコレステロール値を低下させる効果が期待できます。 食物繊維は不足しやすい成分のひとつです。パパイヤ1/4個で約2gの食物繊維をとることができます。 パパイヤで健康と美味しさを手に入れよう! パパイヤは栄養豊富で、美味しく食べながら健康サポートができる優れたフルーツです。 消化を促進し腸内環境を整える効果や、肥満予防、抗酸化作用といった多彩な効果が期待されるパパイン酵素を多く含むパパイヤを、日常の食事にぜひ取り入れてみてください。 続きを読む▼
- 参考文献
-
・Ashie, I.N., Sorensen, T., & Nielsen, P.M. Effects of Papain and a Microbial Enzyme on Meat Proteins and Beef Tenderness. Journal of Food Science.2002;67:2138-2142.
・Kang YM, Kang HA, Cominguez DC, Kim SH, An HJ. Papain Ameliorates Lipid Accumulation and Inflammation in High-Fat Diet-Induced Obesity Mice and 3T3-L1 Adipocytes via AMPK Activation. Int J Mol Sci. 2021;22(18):9885.
・Kostiuchenko O, Kravchenko N, Markus J, et al. Effects of Proteases from Pineapple and Papaya on Protein Digestive Capacity and Gut Microbiota in Healthy C57BL/6 Mice and Dose-Manner Response on Mucosal Permeability in Human Reconstructed Intestinal 3D Tissue Model. Metabolites. 2022;12(11):1027.
・Santana LF, Inada AC, Espirito Santo BLSD, Filiú WFO, Pott A, Alves FM, Guimarães RCA, Freitas KC, Hiane PA. Nutraceutical Potential of Carica papaya in Metabolic Syndrome. Nutrients. 2019 Jul 16;11(7):1608.
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栽培について
栽培に適した水はけのよい土壌を選び、標高200~350m前後の園地で栽培。 生産地であるミンダナオ島ははっきりとした乾季と雨季は無く、年間を通じて降水量や気温、天気や湿度などの変化はほとんどありません。 中心都市のダバオの気温は年間を通じて20℃~32℃の間で、このような気候のために農業に適しており、通年でパパイヤを生産することが出来ています。
青パパイヤの下ごしらえ
※青パパイヤの皮から出てくる白い乳液状の液体には、酵素が豊富に含まれています。
直接手で触ると、かゆみが出る場合がありますので、お肌の弱い方はお料理をする前に手袋をしてください。
保存方法と食べ方
ご家庭では新聞紙などにくるんで冷蔵庫(野菜室)での保存をお薦めします。 下ごしらえをしたうえで、「ソムタム(タイ料理)」や「豚バラ炒め」、「キンピラ風ピリ辛炒め」などでお召し上がりください。また、漬物の具材としてもお楽しみいただけます。
青パパイヤの豚バラ炒め
材料(2人分)
- 青パパイヤ
- 1/2個
- 豚バラ肉
- 50g
- にんじん
- 1/2本
- ピーマン
- 1個
- かつお出汁
- 50cc
- 塩
- ひとつまみ
- 胡椒
- 適量
- 醤油
- 小さじ1/2
- ごま油
- 小さじ1/2
作り方
- 下準備した青パパイヤを薄切りにし、水にさらしてアク抜きをします。にんじんは半月の薄切り、ピーマンも薄切りにする。
- 豚バラ肉を食べやすい大きさに切り、塩と胡椒で下味をつけ、熱したフライパンで炒める。(豚バラ肉から脂がでるので、油を引かなくても大丈夫です。)
- 水気をよく切った青パパイヤ、にんじん、ピーマンを加えて混ぜ合わせ、かつお出汁を加え、フタをしてしばらく蒸します。
- パパイヤがしんなりしてきたらフタをとってさらに炒め、仕上げに醤油、ごま油で香りを付けてできあがり。
青パパイヤの塩漬け(浅漬け)
作り方
- 青パパイヤ(1個)は皮と種を取って薄切りにし、水につけてアク抜きをしよく水気を切ってからキッチンペーパーなどでしっかりと水を拭き取っておく。だし昆布(3cm角)はハサミで細く切っておく。
- ボウルに1をあわせて塩(小さじ2)をふり、30分~1時間以上漬ける。
※お好みでかつお節や七味唐辛子をかける。
青パパイヤのしょうゆ漬け
作り方
- 青パパイヤ(1個)は皮と種を取って千切りにし、水につけてアク抜きをし、よく水気を切ってからキッチンペーパーなどでしっかりと水を拭き取っておく。
- ボウルに1を入れ、かつお節(2g)・輪切り唐辛子(1本分)・しょうゆ(大さじ4)・ 酢(大さじ2)・きび砂糖(小さじ1)を加えて混ぜ、30分~1時間以上漬ける。
青パパイヤのみそ漬け
作り方
- 青パパイヤ(1個)は皮と種を取って薄切りにし、水につけてアク抜きをし、よく水気を切ってからキッチンペーパーなどでしっかりと水を拭き取っておく。
- ボウルに1を入れ、みそ(大さじ3)・はちみつ(大さじ1)を加えて混ぜ、30分~1時間以上漬ける。
青パパイヤのキンピラ風ピリ辛炒め
材料(2人分)
- 青パパイヤ
- 1/2個
- にんじん
- 1/4本
- 鷹の爪
- 1/2本
- 砂糖
- 大さじ1/2
- 醤油
- 大さじ1/2
- 料理酒
- 大さじ2
- だし(顆粒)
- 小さじ1/2
- サラダ油
- 小さじ1
- ごま油
- 適量
- ごま
- 適量
作り方
- 下処理したパパイヤを薄切りにし、水にさらしてアク抜きをします。にんじんは短冊に切ります。
- フライパンにサラダ油と鷹の爪入れ少し炒めたら、(1)を入れよく炒める。
- 火が通ったら、砂糖、醤油、料理酒、だしを入れて炒め煮にする。
- 汁気がなくなってきたらごま油を回し入れて、ひと混ぜします。
※器に盛りつけたらごまをかけてできあがり!
青パパイヤチップス
材料(2人分)
- 青パパイヤ
- 1/2個
- 塩
- 適量
- 胡椒
- 適量
- 天ぷら粉
- 適量
- 揚げ油
- 適量
- パルメザンチーズ
- 適量
作り方
- 薄くスライスした青パパイヤをボウルに入れ、塩と胡椒で下味を付けて天ぷら粉をまぶします。
- 170度の油に重ならないように入れ、カラっときつね色になるまで揚げます。
- ペーパーを引いた皿に盛り、パルメザンチーズを振り、お好みでサルサソースを付けてお召し上がりください。
※市販のサルサソースに小さく切ったプチトマトを加えたソースを付けると、美味しさが更にアップします。
※青パパイヤのアク抜きの必要はありません。
※スライスはスライサーを使うと簡単です。